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簿記資格に合格した勉強方法ランキング 「問題集・過去問」を抑えた1位は?「時間の制約がない」などが理由(1/2 ページ)

» 2022年10月24日 17時50分 公開

 仕事・転職・求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、簿記の資格を持っている人を対象に、「簿記資格に合格した勉強方法に関する意識調査」を実施した。簿記資格に合格した勉強方法を聞いたところ、1位は「参考書・テキストを読む」(243人)だった。

photo ビズヒッツは、簿記の資格を持っている人を対象に「簿記資格に合格した勉強方法に関する意識調査」を実施した(画像はイメージ)
photo 簿記資格に合格した勉強方法は?(出所:プレスリリース、以下同)

 2位は「問題集・過去問を解く」(115人)、3位は「高校・大学の授業」(101人)、4位は「専門学校に通う」(54人)、5位は「YouTubeを見る」(38人)であった。

 「参考書」「問題集」「YouTube」などを使い独学で勉強した人が目立ち、「まずは参考書を読み、ある程度理解したらひたすら過去問を解く」など、複数の勉強方法を組み合わせている人も多数いることが分かった。

1位は「参考書・テキストを読む」

 1位の「参考書・テキストを読む」と答えた人からは、「図書館で参考書を借りて独学。大学生のため本一冊1000円でも出費として大きいと感じてしまうので、ほとんどお金をかけずに学べたことが良かった」(18歳男性、日商簿記3級)「参考書で独学した。メリットは時間の制約がなく都合のいいときに勉強できたこと」(35歳女性、日商簿記2級)などの声が寄せられた。

 参考書による独学のメリットは、費用を抑えて都合の良い時間に勉強できることという声が多く聞かれた。社会人や大学生など、忙しくスクールに通う時間がない人にとってはメリットが大きい方法のようだ。

「問題集で慣れる」「過去問ならお金がかからない」

 2位の「問題集・過去問を解く」と答えた人からは、「勉強法はひたすら問題集を解きまくる、過去問を何回も解くといったシンプルなものだった。問題の形式に慣れるのがメリット」(17歳男性、工業簿記1級、商業簿記1級、日商簿記2級)「自分の都合に合わせて進められるのでよかった。分からない分野だけ徹底的に取り組める」(20歳女性、日商簿記2級)という体験談が聞かれた。過去問はインターネットで入手できるため、過去問だけならお金がかからないという意見もあった。

商業高校の授業や、大学の簿記サークルで勉強した人も

 3位の「高校・大学の授業」と答えた人からは、「商業高校の授業のみ。週に5時限、基礎から段階的に教えてもらえた」(15歳女性、全商簿記3級)「高校で商業科だったので普段の授業で勉強した。メリットは分からないことがあれば先生に聞ける」(17歳男性、全商簿記1級)など、学校教育で勉強したという声もあった。また授業だけではなく「商業高校の部活」や「大学の簿記サークル」で勉強していたという人もいた。

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