4つ目は、サーキュレーターの使用。暖かい空気は上へ移動するため、サーキュレーターで室内の空気を循環させることが必要だ。冬はエアコンの対角線上に設置し、上向きに風を送ると、天井付近にたまった暖気が室内に循環しやすくなる。
5つ目は室外機の手入れ。フィルターほどの頻度で手入れする必要はないが、ホコリや落ち葉などのごみがたまると熱交換の効率が下がり、消費電力アップにつながる可能性があるため、定期的にチェックするのがよさそうだ。
パナソニックは、20〜60代の男女550人を対象に、エアコンの節電について調査を実施した。
「今夏の電気代は昨年と比べて増加したか」という質問では、65%が「増えた」と回答。増えた金額幅は、約50%が「2000〜5000円未満」と回答した。中には「1万円以上」との回答も7%に上った。
電気代値上げの負担を感じるかをたずねた質問では、約8割が「感じる」と回答。電気代をはじめとした食品・日用品などの値上げについては、約9割が不安を感じていることも分かった。
「節電のため、暖房の利用をガマンしようと思うか」という質問では「強く思う」(11%)、「やや思う」(37%)を合わせると、約半数が、エアコン暖房の利用を控えたいと考えていることが判明した。
パナソニックは「ガマンするのではなく、節電術を使ってエアコン暖房を上手に利用して快適に過ごしてほしい」としている。一般的に冬の快適な温度は18〜22度とされ、「エオリア」ユーザーのデータから分かった室内温度の平均も22度だという。
また、暖房時の快適な湿度は約40〜50%といい、湿度が高ければ体感温度も上がる。パナソニックは「冬場の室温は20度を一つの目安としながら、加湿で適度な湿度も保ってほしい」としている。
パナソニックの調査は9月15〜17日、20〜60代の男女550人を対象にインターネットで実施した。
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