「公共の場ではエアガンを見せないで」──東京マルイ、ハロウィン前に再周知 なぜ?

» 2022年10月25日 19時02分 公開
[ITmedia]

 10月末のハロウィンイベントで仮装の小道具として使用する人が増えているとして、モデルガンなどの製造・販売を手掛ける東京マルイ(東京都足立区)が「公共の場ではエアガンを見せないで」と、公式Twitterアカウント(@TM_Airsoft)で周知している。

photo 仮装のイメージ(提供:ゲッティイメージズ)

 同社は2018年10月の投稿をリツイートする形で周知を図っている。同社は「公共の場でエアガンを見せないこと」「ハロウィンイベント参加時はイベントのルールに従うこと」「エアガン購入後は取扱説明書を読むこと」を求めている。

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 このうち、同社は公共の場でのエアガンの使用を控えてほしいと呼びかける経緯について詳しく解説。主な理由は安全性はもちろん、恐怖を感じる人への配慮だ。

 同社は、ハンマーが建設現場で使われている場合と、街中でむき出しで所持されていた場合では、人々の感じ方が異なるとする事例を引き合いに「一般的に銃といえば、命を奪いかねない武器というイメージ。銃を模している以上、その形や性質を怖いと思う人がいるのは仕方ない」と指摘。「公共の場では、弾を発射できない、作動しないようにするだけでは不十分」との見解を示した。東京マルイのツイート全文は、公式Twitterアカウントで公開中。

 「決してハロウィンを否定したいわけではない。やはりTPOが大切。教える側、教わる側とも、気持ち良く文化の伝搬をしたい」(東京マルイ)

photo エアガンのイメージ(提供:ゲッティイメージズ)

 2022年のハロウィンは、コロナ禍以降では3度目。対面でのイベント開催を控える事業者が過去2年よりも増加すると見られる中、東京マルイの思いはイベント参加者などに伝わるだろうか。

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