脱炭素社会を支える大事な職業「ラインマン」 どんな仕事か知っている人の割合は?(1/2 ページ)

» 2022年10月26日 09時54分 公開
[サトウナナミITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 ETSホールディングス(東京都豊島区)が「ラインマン」についての認知度調査の第2回を実施した。ラインマンとは、鉄塔や送電線の建設・保守管理、災害時対応など、社会インフラを支える仕事であり、脱炭素化社会において必要不可欠な職業とされる。同社は2021年、認知度調査の第1回調査を実施しており、認知度や世間からのイメージはどう変わったのかを知るべく第2回調査の実施に至ったという。

photo 第2回ラインマンについての認知度調査(画像はイメージ、出所:ゲッティイメージズ)
photo 「ラインマン」という職業を知っているか(ETSホールディングス調べ)
photo 【年代別】「ラインマン」という職業を知っているか(ETSホールディングス調べ)

 ラインマンという職業を知っているか尋ねたところ、「知っている」(19.3%)と答えた人は約2割だった。前年の15.2%より上がったものの、認知度は依然低いことが分かった。年代別で比較すると「知っている」と答えた20代は28.3%であるのに対して40代は15.7%、50代は1割未満の7.8%となり、年齢が高くなるごとに認知度が下がる結果となった。

photo ラインマンを知ったきっかけ・理由(ETSホールディングス調べ)

 ラインマンを知ったきっかけ・理由を聞いたところ、前回調査と同様「家族や親族、友人知人にラインマンがいるから」(60.5%)と回答した人が最も多い結果に。次に「ラインマンが作業しているところを見たことがあるから」(47.3%)、「TVや新聞・雑誌でラインマンに関する記事を見たから」(30.5%)と続き、上位3位は前回の調査と同じ内容となった。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.