深刻なつながり不足 10代は35%、40代は52%が「友達いない」(2/2 ページ)

» 2022年10月31日 19時30分 公開
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知人・友人、家族と疎遠になった経験は?

 「新型コロナへの考え方」「政治思想の違い」「経済格差」の3つが原因で、知人・友人、家族と疎遠になったことがあるかどうかについて質問をした。

 10〜30代で目立って多かった理由は、「新型コロナへの考え方の違い」と「経済格差」だった。特に「経済格差」は、「ある」と「少しある」の合計が、10代は29.0%、20代は29.6%、30代は31.0%と全体の3割近くを占めたが、40代は22.0%、60代は19.0%と全体の2割程度と、30代と40代を境に10%近くの開きが見られた。

photo 「新型コロナへの考え方」が理由で知人・友人、家族と疎遠になったことがあるか
photo 「政治思想の違い」が理由で知人・友人、家族と疎遠になったことがあるか
photo 「経済格差」が理由で知人・友人、家族と疎遠になったことがあるか

 いずれの設問でも、疎遠になったことが「ある」「少しある」と回答した人の割合が最も高いのは30代だった。「新型コロナへの考え方」は34.0%、「政治思想の違い」「経済格差」は共に31.0%だった。

自分や家族、友人が幸せならそれで良いと考えたことがある?

 自分や家族、友人が幸せならそれで良いと考えたことがあるか聞いた。「ある」「ややある」を合わせた回答で最も多かったのは10代で、67.0%だった。次いで50代が61.0%、20代が60.8%だった。

photo 自分や家族、友人が幸せならそれで良いと考えたことがあるか(年代別)

 調査は、全国の18〜69歳までの男女を対象に、インターネットで行った。期間は9月8〜9日、有効回答数は1000人(18〜19歳100人、20代500人、30代以上400人)。

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