聖地に“エヴァ、再来” 来春オープンの東急歌舞伎町タワーとコラボ 「東急といえば渋谷」をどう変える?オープンは2023年4月14日(2/3 ページ)

» 2022年11月02日 16時41分 公開
[鬼頭勇大ITmedia]

歌舞伎町はエヴァの聖地だった

 そもそも、なぜエヴァとコラボするのか。実は歌舞伎町は、エヴァの聖地として知られる。

 東急歌舞伎町タワーの前身となる新宿TOKYU MILANO内にあった映画館「新宿ミラノ座」は、1995年放映のテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版のメイン上映館であり、97年に公開の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(DEATH&REBIRTH)』を皮切りに、以降の新劇場版などを上映。旧劇場版の上映時には、隣接する広場にファンの長蛇の列ができるなどの盛り上がりを見せていた。

歌舞伎町はエヴァの“聖地”

 19年には、建設中だった東急歌舞伎町タワーの工事現場を利用して、『シン・エヴァンゲリオン劇場版 AVANT1 0706版』を屋外で上映。また、現場の仮囲いを利用したアート作品を掲出するなど、最近でもコラボしていた。

 今回の開業に当たり、9〜10階に開業する映画館「109シネマズプレミアム新宿」で、開業記念特別企画として、エヴァンゲリオンシリーズや関連作品などを一挙上映する。その他、Zepp Shinjuku(TOKYO)では、23年5月28日にテレビアニメ版の主題歌『残酷な天使のテーゼ』の歌手である高橋洋子氏のスペシャルライブなども予定している。

 グラウンドワークスの神村氏は「手前みそではあるが、エヴァは作品自体だけでなく、キャラクターや映像、音楽などさまざまな切り口で楽しんでもらえるもの。東急歌舞伎町タワーでも、さまざまな楽しみ方で『好きを極める』を実現してほしい」と期待を寄せた。

発表会にはヒューマンスケールの「初号機」も“襲来”した

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