ワークマンが、今年も「着るコタツ」で市場に攻勢をかける。同社はヒーターウェアの2022年モデルと新製品、プロ職人モデル合わせて12アイテムの販売を開始した。「毎年年内には売り切れる」(広報)という人気商品の新モデル投入によって、需要の喚起と売り上げアップを狙う。
同商品は、屋外作業やアウトドア、日常使いまでの着用を可能とした。ヒーターウェアは19年にベストタイプからスタート。極寒の作業環境下で働くプロの職人から人気となり、キャンプなどのアウトドアシーンでも話題となった。
コロナ禍では、換気を必要とするイベントスペースやバスの運転手からの支持も得ている。
同商品の特徴は、環境に応じて3段階の温度調整が可能で、使用後5分で保温効果を実感できる点にある。かつ、ワークマンのヒーターウェアはヒーターを使用しなくても普段着として着られるよう、シルエットやデザインにもこだわった。
最近は通勤時に暖かい陽気であっても、退勤時には極寒の状況になることも少なくない。同商品は、急な天候の変化にも対応している。
バッテリーは夏場の作業やアウトドアでも人気の「ファン付きウェア」のものを使用できるようにした。ファン付きウェアのバッテリーを持っている人は、ウェアだけの購入によって着用が可能となる。
今回発売した「WindCore ヒーターシリーズ」は11商品と、別売りバッテリーとなる。
「WindCoreヒーターコーデュロイシャツジャケット・パンツ」は、街でも使えるゆったりしたシルエットで、素材はコーデュロイだ。シャツはウエストアジャスターで体にフィットし、パンツは腰から膝まで2重構造で保温性に優れている。ジャケットを4900円、パンツを4500円に設定した。
「WindCoreヒーターミドルフーディ・パンツ」は、肌触りの良いミドルフーディとミドルパンツだ。ブラックはストレッチフリース、MIX グレーはボンディングフリースを使用している。価格はミドルフーディを4900円、パンツを3900円とした。
「WindCoreヒーターマイクロウォームパンツ」はシリーズ初のデニムパンツだ。着脱式ヒーターユニットを取り外せば手洗いできるようにした。価格は4900円。
「WindCoreヒーターベスト」は、 元祖「着るコタツ」で人気の出た商品だ。22年モデルは首元をフリース素材に改良した。価格は3900円。
「WindCoreヒーターボアフリースベスト」は、22年モデルでは左右のひもを引っ張ると調整できるウエストアジャスター付きにした。ヒーターがより体にフィットする仕様に変更している。価格は3900円。
ワークマン、着るコタツが“爆売れ”で「年内にはなくなる」 背景に電気代の高騰
ワークマン、「秋冬用ゴルフウェア」を発売 2年後に売上高40億円規模へ
ワークマン初のゴルフウェアが発売 防水やグリップ性を重視
ワークマンの人気商品ランキング 2位は「高撥水マウンテンパーカー」、1位は?
ワークマン、秋冬向け製品を発表 新たな独自素材「FUWATECH」を使用
ワークマン、「WORKMAN Shoes」で新製品を3種追加 アイテム数を3年で倍増へ
ワークマン、体をいたわる疲労軽減ルームウェアを発売 お家時間のニーズ取り込み
ワークマン、“防虫加工”を施した「着る網戸」シリーズを拡充 水陸両用、女性用も
ワークマン、6年連続売り上げ実績1位のレインスーツをバージョンアップ 初年度は45万着販売を目指す
ワークマン土屋哲雄専務に聞く 「4000億円の空白市場」をいかにして切り開いたのか
ワークマン、15万着が“即完売”したワークスーツの第2弾を投入 100万着の生産体制を整えるCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング