イオンの冷食売場で異変 1500品目を陳列して、どうなった?日本最大級の品ぞろえ(2/5 ページ)

» 2022年11月10日 08時00分 公開
[小林香織ITmedia]

1500品目を陳列、ご当地餃子や海外メニューも

 アットフローズンが導入されたのは、千葉県浦安市にあるイオンスタイル新浦安MONA。フロアマップを見ると、872平方メートルの店舗面積のうち約50%が冷食売場となっている。

こだわり調理品にスイーツなど、カテゴリーごとに陳列する(イオンスタイル新浦安MONAの公式Webサイトより)

 売場は用途別に3つに分けられている。下ごしらえ済みでラクに調理できる食品「Cook」(約300品目)、温めるだけで本格的な味が楽しめるメニュー「Heat」(約800品目)、国内外の名店のスイーツやパンなどを集めた「Eat」(約400品目)だ。

約1500品目のうち、約900品目が初めてイオンで取り扱う商品だ

 特にディナー向けメニューとスイーツに注力している。既存店では1000円以上の冷食を取り扱うことはほとんどないが、アットフローズンでは、「値段を気にせず試食しておいしい商品を選んだ」そうだ。

冷食でおなじみの餃子は、全国からご当地餃子を集めている
安定した人気を誇る韓国メニューも。旅行に行ったような気分になれる
フランスの冷凍食品Picard(ピカール)は、パンからスイーツまで幅広く展開
おしゃれな瓶入りのフロマージュティラミスなど、スイーツもよりどりみどり

 アットフローズンでは、冷食ならではの「優位性」「利便性」「専門性」に加えて、「豊かさとおいしさ」「グローバルな食体験」をビジョンに据えている。明らかな高価格帯商品や海外メニューに加え、ベビーフードやシニア食まであり、従来のスーパーとは一線を画す品ぞろえだ。

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