同社によれば、ワイヤレスイヤホン市場規模は4兆円にものぼり、なかでもオープンイヤータイプの潜在市場は4000億円と推計される。同社は、「nwm MWE001」「nwm MBE001」を皮切りに、2025年のグローバル売上高目標をシェア10%となる400億円とした。リモートワークなどの「Work from Homeシーン」で選ばれるナンバーワンブランドを目指すという。
また、個人利用だけでなく、美術館や舞台、国際会議などでPSZ技術を活用した音声案内、PSZ技術を搭載したワークチェアの開発、エンタメコンテンツとしての音のARサービスなど多岐にわたる展開も計画している。
川添副社長は「BOSEのような世界的音響ブランドを目指す」と話し、坂井社長は「nwmは“the New Wave Maker”の略称です。PSZ技術を軸に製品を展開し、音のインフラ企業を目指します」と、音響業界での地位確立に向けて意欲を見せた。
コロナ禍でのリモートワークやオンライン会議の普及、動画配信サービスの急伸により、「イヤホンを付ける」ことは新たなライフスタイルとして定着したと言える。こうしたなか、nwmブランドはライバルひしめく音響業界でnew waveとなれるか。
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