イオンリテールでは、AIカメラを今後どのように活用しようとしているのか。丹羽氏は今後着手したいことの一つとして、高齢者の見守りを挙げた。
近年、店内で転倒してしまう高齢者が増えているという。従業員の目が届く場所ならばすぐに対応はできる。しかし、死角になっている場所や、人通りが少ない場所だと、発見が遅れてしまう可能性がある。また、転倒した高齢者がスマホを持っていない場合、自分で助けを呼ぶことも困難だ。
そうした高齢者をAIカメラが検知し、他の従業員に通知できれば、安心安全な売り場づくりが可能になると丹羽氏は考えている。
AIカメラが分析できることは今後確実に増えていく。取得して分析した映像をどう活用するかで、顧客に提供できるサービスも変わっていきそうだ。
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