消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
NTTタウンページは11月14日、タウンページデータベース(職業別電話帳データ)を基に算出した都道府県別の結婚式場件数ランキングを発表した。人口10万人当たりの施設件数が最も多い都道府県は「福井県」で、3年連続の1位だった。全国規模で見ると結婚式場の登録件数はこの10年間で減少傾向にあり、特に21年以降は新型コロナウイルスの影響もあり減少スピードが加速している。
結婚式場の登録件数が最も多い「福井県」は、人口10万人当たり7.30件。2位は同6.36件の「高知県」、3位は6.30件の「長野県」だった。
本州中部に位置し日本海に臨む福井県は、東尋坊や三方五湖などの景勝地が多数ある地域。雄大な自然を感じられる、開放的かつエレガントな式場が多くあるという。3年連続で10万人当たりの登録件数1位となっており、2位とは1件近い差がついている。
2位の高知県は四国の南部に位置し、山、海、川に囲まれた雄大な自然を楽しめるエリア。結婚式場の登録件数は毎年減少しているが、減少幅の小ささから、10万人当たりの結婚式場登録件数で全国TOP3にランクインした。
避暑地として知られる3位の長野県は、豊かな自然や新鮮な食材を楽しめ、高級リゾートなども集まる観光地域。結婚式場の減少幅が大きく、このまま続けばランキング圏外へ下降する可能性も十分あるという。
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