タウンページデータベースに登録されている結婚式場の登録件数推移を見ると、13年には4724件あったものが、22年は3252件に減少している。
昨今は少子化や晩婚化、経済的な理由による結婚式離れもあり、13〜19年まで毎年約150件ずつ減少。加えて新型コロナウイルスの世界的な流行を受けて、その減少スピードが加速しているという。20年の減少数は153件で以前の減少数と変わらないが、21年、22年はともに200件以上の減少となった。
同社によると、コロナ禍で式場の減少が加速した理由として、緊急事態宣言などで人々の行動が制限されている中、結婚式をなかなか開催しづらい、招待しづらい雰囲気が続いていたことにあるという。
式そのものの中止や開催スケジュールの延期、規模を縮小しての開催など、結婚式場の運営会社にとって収益機会が失われる厳しい状況が続き、コロナウイルス関連倒産が目立つようになった。
22年に入り規制が徐々に緩和され始めているが、結婚式を挙げない選択をする人が少なからずおり、コロナ禍で延期を余儀なくされた人々も必ずしも想定していた規模での式を開催するとは限らない。
「式場減少の収束のためには、コロナ禍でも安心して開催できる式場づくり、加えて多様化した価値観に合わせた新たなビジネスモデルの構築が不可欠となる」(同社)としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング