鉄道会社の「総合職」は何のために必要なのか:納得の理由(3/5 ページ)
鉄道会社グループには、さまざまな職種の仕事があり、雇用形態の違いも大きい。多様な雇用形態が詰まっていると考えていい。
その要となっているのが、「総合職」である。会社によっては「ポテンシャル採用」などと言っているケースもある。
鉄道会社が「総合職」に求めるものは(提供:ゲッティイメージ)
いずれにせよ、企業グループ内のさまざまな役職を経験し、早いうちから管理職になっていくスタイルの働き方である。メンバーシップ型雇用の最たるものといっていい。
就職試験を受ける学生から見るとよく分かりにくい職種ではあるものの、こういった職種は新卒採用を受け入れる日本の大企業、あるいは中小企業でも多く存在している。
鉄道会社というと、運輸関連の現場の仕事を想像する人が多いだろう。しかしそれはごく一部だ。グループ全体を統括する視点で企業を運営し、それぞれの事業のリーダー的立場を担当し、管理業務を中心に行う。多様な事業をまとめるのが、「総合職」の仕事である。
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