消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
キーボードアプリ「Simeji」を提供する中国バイドゥの日本法人(東京都港区)は、「Z世代が選ぶ!! 私の今年最大のピンチTOP10」を発表した。1位は「テストの点数が低い」だった。2位は「新型コロナに感染した」、3位は「推しにお金を使いすぎた」となった。
1990年代半ばから2010年初頭に生まれたデジタルネイティブ世代にとって、最大の試練とも言えるテスト。回答者からは「中学生になってテストが難しくなった」「本気でヤバいくらい点数が下がった」「推しの配信見ながら勉強したから内容が全然分からなかった」「ゲームやり過ぎ笑」など、多くの悲痛の声が寄せられた。自宅でのテスト勉強はテレビやネット、ゲームなどの誘惑にあふれており、集中力を保つのが難しいようだ。
2位の新型コロナウイルス感染については、「まっっじでしんどかった」「家族から感染」「どっかからもらってきちゃった」「熱がでてつらかった」「外に出れなかった」と、多くのZ世代も感染し、つらい闘病生活を強いられた様子がうかがえた。
3位の「推しにお金を使いすぎた」を選んだ人からは「1万5000円貢いだら全財産100円になった」「掛け持ちしてるとどうしても出費がすごくて常に金欠」「最近推しかつしすぎて母に怒られてしまった」などの声が集まった。推しのライブに参戦したり、握手会に参加したり、グッズを買ったりと推し活にはなにかとお金が掛かるようだ。
4位以下は「失恋」「友達や恋人と喧嘩」「ゲームに課金しすぎた」「部活の大会結果が悪かった」「不登校になった」「病気になった」「トイレ行きたいのに行けない」の順だった。
調査は11月15〜21日、10〜24歳の男女を対象に実施。有効回答数は385人だった。
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