相鉄・東急「新横浜線」開通で影響する16路線を読み解く:杉山淳一の「週刊鉄道経済」(3/7 ページ)
22年11月24日、東急電鉄と相模鉄道はそれぞれが運行する「新横浜線」の運行計画概要を発表した。
【東急電鉄・新横浜線・東横線・目黒線、上り渋谷着列車】
- 東急新横浜線は1時間当たり最大16本。
- 新横浜駅始発は1時間当たり最大5本(日中2本)。
- 新横浜駅東横線方面はすべて急行。
- 新横浜駅目黒線方面は急行と各駅停車。
- 東横線の菊名始発各駅停車は、1時間当たり最大4本は取りやめ。
- 東横線の日吉〜渋谷間急行は、1時間当たり最大4本を増発。
- 目黒線日吉始発列車は朝ラッシュ時22本から10本へ。日中12本から8本へ。
東横線の横浜〜菊名間は変化なしだが、菊名発渋谷方面各駅停車が15本から11本になる。菊名〜日吉間は4本の減便。日吉〜渋谷間で各駅停車しか停まらない元住吉・新丸子は目黒線も使えるとして、都立大学・祐天寺・代官山は少々不便になりそうだ。目黒線の日吉始発のうち朝ラッシュ時12本は新横浜線直通になる。新横浜線は最大16本とあるので、この差の4本が東横線方面直通で、すべて急行だ。
- 次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた?
西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基本計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」として告示されている。これと費用便益比、各地のロビー活動の現状などから、今後を占ってみたい。
- ドラえもんがつくった地下鉄は公共交通か? ローカル線問題を考える
『ドラえもん』に「地下鉄を作っちゃえ」という話がある。のび太がパパのためにつくった地下鉄は公共交通と認められるか。この話をもとに、公共交通になるための過程、利用者減少から撤退への道のりを考えてみたい。
- 2025年の大阪・関西万博で、鉄道の路線図はどうなるのか
2025年に大阪、夢洲で「2025年大阪・関西万博」が開催される。政府は主要公共交通機関に大阪メトロ中央線を位置付けた。このほか会場へのアクセスには船とバス、さらに具体化していない鉄道ルートが3つ、近畿日本鉄道の構想もある。また会場内の交通には、3種類のモビリティが計画されている。
- 不人気部屋が人気部屋に! なぜ「トレインビュー」は広がったのか
鉄道ファンにとって最高の「借景」が楽しめるトレインビュールーム。名が付く前は、線路からの騒音などで不人気とされ、積極的に案内されない部屋だった。しかし鉄道ファンには滞在型リゾートとなり得る。トレインシミュレーターや鉄道ジオラマなど、ファンにうれしい設備をセットにした宿泊プランも出てきた。
- 東京メトロ「有楽町線」「南北線」の延伸で、どうなる?
東京メトロ有楽町線と南北線の延伸が決定した。コロナ禍で事業環境が大きく変化する中、東京メトロが計画する今後の戦略とは。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.