HR事業「ミキワメ」を提供するリーディングマーク(東京都港区)は、旧帝大や早慶などの有名大学で2024年卒予定の学生を対象に調査を実施し、就職人気企業ランキングの上位100社を発表した。その結果、人気ランキング1〜5位は総合商社が独占することが分かった。
商社業界の平均順位は、前年同時期比、22年夏期比ともに上昇し、伊藤忠丸紅鉄鋼(140位→70位)、長瀬産業(250位→84位)、JFE商事(214位→88位)などの専門商社も前年同時期比でランクを上げた。
金融業界を見てみると、三菱UFJ銀行(27位→11位)、三井住友銀行(36位→27位)、みずほフィナンシャルグループ(87位→66位)などが前年同時期比で順位を上げた。22年夏期と比較をしても、投資、損保、生保、信託などの幅広い領域で、それぞれ順位が上がっていることが分かった。
コンサル業界は上位50社の中に9社がランクインするなど、人気の高さがうかがえる一方で、今夏との比較では、アクセンチュア(5位→8位)、PwCコンサルティング(7位→16位)、デロイトトーマツコンサルティング(17位→21位)などが順位を下げる結果に。 IT・通信業界は、NTTデータ(27位→11位)、NTT東日本(88位→28位)、楽天(51位→28位)、NEC(143位→88位)などが、上昇した。
航空業界では、全日本空輸(ANA、前年秋132位→48位)、日本航空(JAL、同116位→70位)がそれぞれ大きく順位を伸ばし、広告業界は総じて今夏と比較をすると順位が下がり、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ(6位→32位)、電通(26位→42位)となった。
キャリアにおいて重視する項目について聞くと、前年夏の結果と同様に「スペシャリスト」(49.7%)という回答が最多となった。キャリアにおけるスキルや専門性を重視する傾向が継続していることが見てとれる。
今回の調査は、24年卒予定の大学生(大学院生含む)を対象に、合同説明会でのアンケートとインターネットで実施した。調査期間は、9月10日〜10月31日で、有効回答は1055件。
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