消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
子ども向け動画制作スクールを運営するFULMA(東京都渋谷区)は小学生217人を対象に、今年で5回目となる「小学生に人気のYouTuber調査」を実施した。その結果、「小学生に人気のYouTuberランキング」の1位は「HikakinTV」だった。
1位の「HikakinTV」(25票)は、Hikakinさんのメインチャンネル。チャンネル登録者数は1100万人で、8月16日には総再生回数100億を達成している。
「HikakinTV」がSEKAI NO OWARIのFukaseとコラボし、ミュージックビデオを再現した『SEKAI NO OWARI「Habit」HIKAKIN ver.』は、「YouTube Fanfest Japan 2022」の「国内トップトレンド動画」の1位にも選ばれた。
HikakinさんはYouTubeのみならず、本田翼さん主演のTBSドラマ『君の花になる』に出演するなど、活躍の場所を広げている。
2位は2人のキャラクター「ぜんいち」「マイッキ―」が登場するゲーム実況チャンネル、「まいぜんシスターズ」(24票)がランクイン。3位は「ちろる」「ぴの」の男女2人によるゲーム実況チャンネル、「ちろぴの」(13票)がランクインした。
2位と3位はどちらも顔出しをしておらず、動画にはオリジナルキャラクターが登場する。このオリジナルキャラクターが小学生の間で人気となっており、グッズや書籍なども多く販売されている。
4位は「しいちゃんねる」(12票)、5位は「Fischer's-フィッシャーズ-」(11票)、6位は「カラフルピーチ」(10票)、7位は「れじぇくん」(9票)、8位は「たくっち」(8票)、9位は「KUN」「ドズル社」「ふうはや」(ともに7票)。
FULMAは「トップ25のうち、18組がゲーム実況動画を配信するYouTuberだった。その中でも特筆すべきことは、チャンネル登録者数が100万人以下でランクインしたYouTuberのほとんどが、ゲーム実況動画を中心としているということ。小学生の中では、『ゲーム実況』が根強い人気だということが分かる」とコメント。
さらに「ゲームの中では特に『マインクラフト』と『フォートナイト』が人気だが、ロブロックスやFNFなどのゲーム実況も人気。小学生は、ゲームをするだけではなく、ゲームを見ることも楽しんでいることが分かる」と分析している。
調査は11月1〜22日、インターネットで実施した。対象者は小学生で、回答者数は217人。
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