ファミリーマートが2022年10月に発売したポテトチップスとハイボールがSNSで話題を集め、売れに売れている。
ホリエモンこと堀江貴文氏と、シェフ・浜田寿人が16年に創業した完全会員制の高級和牛レストラン「WAGYUMAFIA」監修のコラボレーション商品「ポテトチップス ULTRA GARLIC」「ULTRA HIGHBALL」だ(店舗により取り扱いがない場合もある)。
21年に初めて発売した「ポテトチップス ULTRA GARLIC」はわずか1カ月ほどで完売。ファミマ限定のポテトチップス商品の売り上げとして過去最大の実績を作った。
22年は前回の1.41倍の生産数に加え、相性抜群のハイボール「ULTRA HIGHBALL」を新たに発売したものの、現在は店頭でも品薄になっているほどの売れ行きだ。
「ポテトチップス ULTRA GARLIC」に限らず、近年のファミマはファミチキ超えの記録を打ち立てた「クリスピーチキン」、PB「ファミマル」の誕生、ファミリーマート40周年にちなんだ「お値段そのまま!! 40%増量作戦」といった施策によって、数々のヒット商品を生み出している。そのマーケティングをけん引するのが、日本マクドナルドの業績のV字回復に大きな貢献をしたファミマ初のCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)・足立光氏だ。
多くの新商品をヒットさせた足立氏は意外にも、「新商品に頼らないこと」が重要だと語る。ファミリーマートに限らず、コンビニは年間を通して数多くの新商品を生み出していて、客に飽きられないようにする施策を取り続けてきた。足立氏の言葉の真意に迫る。
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