全世代の6割「手持ちぶさたで操作」 “スマホ依存”の深刻度顕著に NTTドコモ調査

» 2023年01月17日 19時39分 公開
[ITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化──このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 NTTドコモモバイル社会研究所が1月16日に発表した調査結果で、10〜70代の約6割が「手持ちぶさたに端末をいじっている」と回答したことが分かった。世代を通じて、“スマホ依存”が顕著になっている様子がうかがえる。

photo スマートフォンを操作するユーザー(提供:ゲッティイメージズ)

 同社が全国の15〜79歳の男女7050人を対象に行ったアンケート調査で明らかになった。携帯電話を所有する57.5%が「手持ちぶさたに端末をいじっている」と答えた。世代別にみると、特に10代女性の依存度が高く、85.1%を占めた。10代男性(75.4%)、20代女性(77.3%)、20代男性(69.5%)、30代女性(77.4%)、30代男性(69.8%)を含めると、若年層では全体7〜9割が「手持ちぶさたに端末をいじっている」と回答した。一方、シニア層でも「手持ちぶさたに端末をいじっている」と回答している方は男女とも3〜4割程度を占めた。

photo 「手持ちぶさたに端末をいじっている」推移
photo 性年代別 「手持ちぶさたに端末をいじっている」

 調査では、スマートフォンなどを自身の近くに置くユーザーが多いことも分かった。「端末を机などの面前に置いておく、または握り締めている」ユーザーは全体の47.9%となった。年代・性別ごとに調査したところ、10代女性は70.8%、10代男性66.3%、20代女性64.8%、20代男性58.9%と若年層は6〜7割が「端末を机などの面前に置いておく、または握り締めている」と回答した。これに対し、シニア層で同様に回答したのは男女とも3〜4割程度にとどまった。

photo 「端末を机などの面前に置いておく、または握り締めている」推移
photo 年代・性別の 「端末を机などの面前に置いておく、または握り締めている」

 同社は、同様の調査を2015年から行っている。調査結果の詳細は公式Webサイトで公開している。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.