JR東は4月1日から、総合職・エリア職の新卒初任給を8000円引き上げると発表した。
大卒・総合職の初任給は、東京23区内勤務の場合これまで22万5630円だったが、23万3630円に改定する。総合職、エリア職のや区分や大卒、院卒などの最終学歴により異なる初任給を設定しているが、3〜5%増にあたる一律8000円の増額とする。既に入社している新卒4年目までの総合職・エリア職についても、給与水準を2000〜6000円引き上げる。
また、1月19日から、同社を自己都合で退職した人を対象に「ウェルカムバック採用」を開始する。キャリアアップを目指して転職したり、家庭の事情などの理由で退職した人の利用を想定しており、同社は「多様なフィールドで培った強みや価値観を、JR東日本グループの新たな成長戦略の舞台で存分に発揮いただきたい」とコメントしている・
2019年に学情が20卒学生を対象に実施した「就職人気企業ランキング」で、同社は20位を獲得していたが、24卒学生が対象の最新調査では64位に。22年3月時点の決算ではコロナ禍の影響が長引き売上高が回復せず、純利益も赤字を脱していないなどの状況を、学生側が懸念したものと見られる。
JR東、新卒初任給を8000円引き上げ 「就職人気企業」から転落、人材獲得に注力
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