風呂なし物件に住む人の多くは独身の20〜30代。社会人が7割、学生が3割程度だという。女性の居住者も多く、約40%に上る。銭湯のすぐそばの物件に住んだり、自転車で銭湯に通う人が多い。
風呂なし物件に住む人は、ミニマリストや、フリーランスが多いという。また、「固定費を削って別の部分にお金を使いたい」と考える人も多い。
「風呂なし物件と聞くと『若い人の貧困が原因だ』などという意見が集まります。しかし、実際に内見、契約をされるお客さまで『お金がなくて風呂なししか選べない』という人はほとんどいないように感じています」
「『どこにお金をかけるか』をきちんと考えている人が多いですね。お金の使い方を考える中で、固定費の見直しをする人が増えているようです。その過程で、風呂なし物件は新たな選択肢として注目を集めています。
「『7万円払って風呂付きの物件に住んでいたが、2年間シャワーのみで1度も風呂を使用しなかった』という人が、4万円で風呂なし物件に住めば、1万5000円の銭湯代を引いても1万5000円浮きます。実際の居住者の方は、浮いたお金を株や投資に回す方も多くいらっしゃいます」(鹿島さん)
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