消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
「プロミス」を展開するSMBCコンシューマーファイナンス(東京都江東区)は、20〜29歳の男女を対象に「20代の金銭感覚についての意識調査2023」を実施した。現時点でどのくらいの貯蓄ができているか聞いたところ、最も多かったのは「50万円以下」(44.7%)だった。
次いで「0円」(17.5%)、「50万円超〜100万円以下」(12.7%)で、調整平均は「64万円」と前回調査時の68万円から4万円減少した。
婚姻状況別にみると、未婚者は4万円減少(前回60万円、今回56万円)、既婚者は3万円減少(同105万円、102万円)だった。職業別では、会社員は4万円増加(同108万円、112万円)、パート・アルバイトは8万円増加(同26万円、34万円)だったのに対し、学生は5万円減少(同26万円、21万円)であった。
次に、ライフイベントと年収の関係について調査。結婚しようと思える世帯年収額を聞いた。年収400万円(「年収400万円あれば」までの合計)は32.8%、年収500万円(「年収500万円あれば」までの合計)は49.9%、年収600万円(「年収600万円あれば」までの合計)は61.0%と、20代の半数以上が結婚をイメージできるのは「年収600万円」であることが分かった。また「年収がどんなに多くてもしたいと思えない」は17.7%だった。
前回調査では半数以上が結婚しようと思えるのは年収500万円(51.9%)だったのに対し、今回は年収600万円(61.0%)と、結婚へのハードルが上昇したことがうかがえた。
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