消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
お金の不安を解消するメディアを運営するエイチームフィナジー(大阪市)は、15〜75歳未満の男女を対象に、「推し活にかけるお金と節約に関する意識調査」を実施した。1カ月あたり推し活に使う平均金額を聞いたところ、1位は「5000円未満」(39.9%)だった。
2位は「お金はかけていない」(32.9%)で、合わせて72.8%が「5000円未満」であることが分かった。3位は「5000円以上1万円未満」(9.7%)だった。
推し活による出費を負担に感じているか尋ねたところ、「どちらかというと負担に感じている」(28.9%)、「非常に負担に感じている」(12.0%)と、「負担に感じている」という人は40.9%。
推しはいくつあるかの問いに、最も多かったのは「1つ」(25.2%)、次いで「3つ」(22.7%)、3位は「2つ」(19.4%)だった。一方で「10以上」は12.2%と、多くの推しを抱える人が多いことが分かった。
推しのジャンルは、1位が「アニメ・漫画」(41.2%)、2位は「アーティスト」(36.5%)、3位は「アイドル」(35.8%)だった。「キャラクター」(20.3%)は6位と、特定のキャラクターより、「自分はこの漫画・アニメが好きだ」といったコンテンツ全般を推している人が多いことがうかがえた。
同社は、「今回の調査では『推し活』の出費をやや負担に感じる人もいたが、それぞれが工夫しながら生活をより楽しく豊かにしている様子が垣間見られた」とコメントした。
今回の調査は、全国のジャンルを問わずなんらかの推しがいる15〜75歳未満の男女を対象に、インターネットで行った。期間は22年12月21〜23日、有効回答数は444人。
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