セット内容については、朝からでも食べやすいように薄くスライスした牛バラカルビと、海苔や卵をメニューに取り入れたほか、580円と求めやすい価格に納めることにこだわったそうだ。また同時間帯は通常メニューも販売することによって、朝からしっかり食べたい人のニーズにも応えるようにした。
利用者層については、出勤前や夜勤明けの男性の会社員が多く、年齢としては30代が目立つという。とはいえ女性も含め、幅広い年代が利用するそうだ。
コロナ禍は長期化しており、現在では営業自粛要請は解除されている。それに伴ってリモートワークから出社勤務に徐々に移行する会社もあるが、客足や客層に変化はあったのだろうか?
有村社長によると、「勤務形態は様々な形に変化したものの、利用者層は大きく変化していない」という。朝焼肉セットを導入してから、リピート客も多くいるそうで、「生活の一部として長く利用してもらっている」とのことだ。
実際に利用客からは、「無煙ロースターで匂いがつかないから出勤前でも行けるのがいい」「混雑する時間を避けての早めのランチができる」「朝から焼肉を食べると元気になるし、リフレッシュにもなる」という好意的な意見があったという。
今や男女問わず、一人で焼肉に行くことは珍しいことではなくなった。“朝食に焼肉”という選択肢は、新たなライフスタイルとして定着するだろうか。
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