2人のもとには、デリソフターで食べる喜びを取り戻した人やその家族から、感謝の声がひっきりなしに届いている。「デリソフターを使うようになって、『見た目も味も同じ料理をテーブルに並べ、家族全員で食卓を囲めるようになった』との声を多くいただいています」(小川さん)
「嚥下障害は高齢者だけでなく、病気や事故で誰でもなる可能性があります。いざそうなった時、食べることをあきらめてほしくありません」(小川さん)
「障害がある人もない人も、介護が必要な人も介護をする人も、みんなが好きなものを食べられる“食のバリアフリー化”が進むようにしたいです」(水野さん)
2人がビジネスコンテストに応募した時、デリソフターのもとになったアイデア以外にも、「飲む」「身体ケア」などの介護全体に関わるアイデアが10テーマあったという。今後はそのアイデアを形にすることで商品群を拡充し、デリソフターを筆頭とした「ケア家電」という新しい家電分野の確立を目指している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング