消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
SDGsの企業向けeラーニングを展開するSoZo(東京都千代田区)は、大学生・大学院生の男女学生を対象に、「【Z世代】SDGs シューカツ解体白書」をWEBアンケートにて実施した。 「働く場所に重視するポイント」について聞いたところ、1位は「ワークライフバランス」(63.2%)だった。
2位は「サービスや商品の将来性」で54.6%、3位は「サービスや商品が好きか」で45.1%、4位は「女性の育休取得率」で31.8%、5位は「労働環境が良い企業と取引しているか」で30.4%だった。同社は、「学生が企業を給与や知名度以外にも多角的に評価し、判断していることがうかがえる結果となった」とコメントした。
「働き方のイメージに近いもの」については、1位が「自分らしく働ける環境」で53.7%と半数近くに上った。多くの調査でもZ世代のキーワードとして出てくる「自分らしさ」を半数以上の学生が挙げた。そして僅差で2位に「ライフステージによって仕事量を調整したい」(53.1%)がランクイン。3位は「給与がなるべく高い企業で働きたい」(44.1%)と続いた。
同社は「ワークライフバランスを重視するZ世代ならではの価値観であった。また3割を超える選択肢には統一性はなく、多様な価値観がうかがえた」と分析した。
今回の調査は、大学生・大学院生の男女を対象にインターネットで行った。期間は2022年10月30日〜12月9日、有効回答数は601人(うち法政大学・大学院318人、全体の52.9%)。
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