“即完”必至のワイン「Y by YOSHIKI」新ヴィンテージが発売 YOSHIKIに聞くヒットの理由：5900円から

[ITmedia]

　WINE TO STYLE（東京都港区）は3月17日、人気ロックバンドX JAPANのYOSHIKIと、ナパ・ヴァレーのワイン醸造家4代目のロブ・モンダヴィJr.がコラボしたワイン「Y by YOSHIKI」の新ヴィンテージ2シリーズを発売する。YOSHIKIの強いこだわりから誕生したワインの新作投入によって、多くのファンに訴求する狙い。

「Y by YOSHIKI」 新ヴィンテージをリリース

　「Y by YOSHIKI Chardonnay “Encore” California 2021」の価格は5900円（以下、税別）、「Y by YOSHIKI Cabernet Sauvignon Oakville Napa Valley 2019」は4万7000円に設定した。

「Y by YOSHIKI」（撮影：乃木章）

　「Y by YOSHIKI」は2009年にリリースされ、今年で14年目になる。YOSHIKIは「もともとワインが好きで、味覚にも自信があります」と話す。

　ロブ・モンダヴィJr.はマイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステート、醸造担当社長兼共同設立者で、ナパ・ヴァレーの名を世界に轟かせ、カリフォルニアワインの父と呼ばれたロバート・モンタヴィを祖父に持つ。ナパ・ヴァレーを始め、カリフォルニアの銘醸地を知り尽くし、カリフォルニアのアイコンとなるワインを造り続けている。

　そのロブ・モンダヴィJr.とYOSHIKIが何度も話し合い試飲を重ね、14年の歳月をかけて5種類のワインを生み出した。20年からは、「Y by YOSHIKI California」「Y by YOSHIKI Chardonnay Russian River Valley」「Y by YOSHIKI Oakville」の3シリーズを定番化している。

ワインを手に取るYOSHIKI（撮影：乃木章）

YOSHIKIに聞いた「ワイン事業ヒットの理由」

　今回、3シリーズの新ヴィンテージを発売する予定だったものの、20年8月から数カ月に渡りカリフォルニアで起きた山火事の影響によってブドウ畑が煙害を受け、「Y by YOSHIKI Chardonnay Russian River Valley」については発売を断念することとなった。

20年に新作をリリースした際には、発売から1週間で27000本以上を出荷（撮影：乃木章）

　2月28日には「YOSHIKIプレミアムディナーショー＆『Y by YOSHIKI』新ヴィンテージ発表会見」が開催。8月4日より9日間16公演のディナーショー「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2023 in TOKYO JAPAN 世界一豪華なDINNER SHOW」をグランドハイアット東京で開催することも発表された。

8月4日より9日間16公演のディナーショー「EVENING / BREAKFAST with YOSHIKI 2023 in TOKYO JAPAN 世界一豪華なDINNER SHOW」を開催

　YOSHIKIにワイン事業がヒットしている理由を聞いてみた。

　「やはりいいものを作ろうというこだわりじゃないですかね。自分が関わるものやプロデュースしているものは全てこだわっています。香りについても毎年、進化してきていると思います。どこにゴールがあるか分からないんですけど、コンサートもそうですよね。一公演一公演、微調整をしていく。前年よりも良いものにしようと考え、ワインも毎年クオリティーを上げてきています。特に今回のOakvilleは最高傑作だと思います」

　20年に新作をリリースした際には、発売から1週間で2万7000本以上を出荷。店頭でも瞬時に完売した。

　22年にはフランスの名門シャンパーニュメゾン・ポメリー社と、シャンパーニュブランド「Y by YOSHIKI×CHAMPAGNE POMMERY」を設立。全世界に先駆け日本国内で「Y by YOSHIKI×CHAMPAGNE POMMERY Brut（ブリュット）」を9月1日に発売したものの、即日で完売した。

　発売のたびに“即完”する幻のワイン「Y by YOSHIKI」。今年も争奪戦は必至のようだ。