日産自動車は3月20日、スポーツカー「NISSAN GT-R」の2024年モデルの詳細を発表した。発売は4月下旬を予定。最高出力や最大トルクなどのパフォーマンスを維持しながら、走行時のノイズと振動を低減する新構造マフラーを新たに開発。車外騒音規制に対応しながらも、迫力あるGT-Rサウンドを実現した。1375万円から。
同モデルは、2007年のデビュー以来、改良を重ねている「R35型」の最新モデル。フロントバンパーとリヤバンパー、リヤウイングに空力性能を向上させる新たなデザインを採用している。
上位グレード「Premium edition T-spec」は、専用のサスペンションセッティングやカーボンセラミックブレーキなどを特別装備。上質な走りと高い操作性を両立した。
今夏発売の「NISMO」は、新デザインのリヤウイングを高い位置にセットするなど、空力性能を向上。コーナリング性能の向上に合わせ、「専用RECARO製カーボンバックバケットシート」もシート剛性とホールド性を大幅に改良した仕様へと刷新した。
加えて「NISMO Special edition」では、ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランスエンジン部品を採用。クリヤー塗装を施した専用のカーボン製エンジンフードなどを装備している。
メーカー希望小売価格は「NISSAN GT-R」2024年モデルが1375万〜2138万700円、「NISMO」モデルが2865万600〜2915万円。
最新モデルは1月、カスタムカーの祭典「東京オートサロン」で先行公開。日産のアシュワニ・グプタCEOは「史上最強の走りと乗り味を追求し、まさにR35型の集大成と言える」とコメントしていた。
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