野球の世界一決定戦「ワールドベースボールクラシック」(WBC)で“侍ジャパン”こと日本代表が米国代表との激闘を制し、連覇を果たした2009年大会以来、14年ぶり3度目の優勝を果たした。侍ジャパンの活躍で、米メジャーリーグベースボール(MLB)の公式ECサイトで販売中の大谷翔平選手とラーズ・ヌートバー選手の「ペッパーミル」Tシャツに注文が相次いでいる。MLBは「予想を上回る注文数があった」として、一部サイズの販売を停止。「近日中に販売を再開する」と発表するほどの盛り上がりを見せている。
MLB公式が販売したのは、ヌートバー選手が所属球団から日本代表に持ち込んだ“ペッパーミルパフォーマンス”を描いたTシャツ(4800円)。赤とネイビーの2色があり、MLBでプレーする大谷選手とヌートバー選手がパフォーマンスする様子をキャラクターのようにデザインした。
MLBはTシャツを予約制の受注生産で提供していた。だが、チームの快進撃とともにペッパーミルパフォーマンスにも注目が集まり、注文が殺到。5月末までの発送予定分が上限数に達した。記事執筆時点(3月22日午後1時30分時点)では、2色ともSサイズのみ予約を受け付けている。
ペッパーミルパフォーマンスは、「粘り強くプレーする」「ヒットを重ねて打順を回す」といった意味を込め、もともとは味方のヒットやホームランなどチームプレーを称える際のパフォーマンスとして、ヌートバー選手の所属球団で定着していた。WBCを通じて注目を集め、東京都内のキッチン用品専門店で実物のペッパーミルの売り上げが増加するなど反響が広がっている。
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