転職する理由で最も多いのは「給与が低い・昇給が見込めない」から──パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」が、そんな調査結果を発表した。
1年以内に転職経験がある正社員に理由を聞いたところ、1位は「給与が低い・昇給が見込めない」で32.3%だった。2位は「昇進・キャリアアップが望めない」(25.2%)、3位は「社内の雰囲気が悪い」(23.4%)、4位は「尊敬できる人がいない」(22.9%)、5位は「業界・会社の先行きが不安」(22.4%)だった。
上位10位のうち、3位(前回4位)「社内の雰囲気が悪い」、4位(同10位)「尊敬できる人がいない」、7位(前回12位)「人間関係が悪い/うまくいかない」に、人間関係に関する理由がランクインし、いずれも前回よりも順位を上げる結果だった。
男女別に見ると、ともに1位は「給与が低い・昇給が見込めない」で、総合ランキングと同じ結果となった。男性の2位は「業界・会社の先行きが不安」(24.8%)、3位「昇進・キャリアアップが望めない」(24.0%)だった。
女性の2位は、「昇進・キャリアアップが望めない」(26.9%)、3位は「社内の雰囲気が悪い」(26.0%)となった。
転職理由として挙がる項目に男女で大きな差は見られなかったものの、女性8位の「労働時間に不満(残業が多い/休日出勤がある)」は、男性ランキングではトップ10圏外と差が出た。
調査は、2021年7月〜22年6月の1年間に転職した、20〜59歳の正社員の男女789人を対象にインターネットで実施した。期間は、22年8月22〜30日。
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