「余計な仕事が増えてしまうよ」 20代の若手社員が自ら行動しない理由：指示待ち人間

[堀内ひろ，ITmedia]

　会社で批判されることも多い「指示待ち人間」。職場・仕事で「思いついたことを実行しなかった経験がある」20代に理由を聞いたところ、「余計に仕事が増えてしまうから」（38.5％）が最も多いことが、研修事業などを手掛けるリ・カレント（東京都新宿区）の調査で分かった。

（出所：写真AC）

　2位は「自分で実行できる自信がなかったから」（31.0％）、以下「目立ってしまう・周囲から浮いてしまうから」（15.4％）、「上司や先輩に注意される・よく思われないと感じるから」（12.6％）が続いた。

思いついたことを実行しなかった理由は？（出所：リ・カレント、以下同じ）

　正社員1年目終了時点で期待されている（されていたことを含む）を聞くと、最も多かったのは「ミスなく仕事ができること」で25.3％。以下「上司・先輩からの指示を受けることなくひとりで仕事が回せること」（22.1％）、「周囲の手を借りながら仕事を進められる」（19.1％）が続いた。

どのようなことが期待されていますか（2年目になる時点）

　「仕事観（働く目的・譲れないもの・価値観）」については、「報酬を得るため」がトップで、次いで「自分が成長するため」。年代別にみると、年次が上がるにつれ「報酬を得るため」と答えた割合が増加している。

仕事観（働く目的・譲れないもの・価値観）を聞いた

　インターネットによる調査で、東京都在住20代の男女1300人が回答した。調査時期は2月上旬。