賃貸または持ち家のメリット・デメリットは? 年金生活者に聞いた負担が大きい(1/2 ページ)

» 2023年04月29日 10時24分 公開
[季原ゆうITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

 住宅の建築やリフォームなどを手掛けるカシワバラ・コーポレーション(東京都港区)は「老後の住まいに関する調査」を実施した。老後生活における持ち家のデメリット1位は「メンテナンス維持費の負担が大きい」、賃貸のデメリット1位は「老後も家賃を払い続けること」だった。

photo 「老後の住まいに関する実態調査」を実施(画像はイメージ)
photo 老後生活で感じた持ち家のデメリット(定年後)(出所:プレスリリース、以下同)

 持ち家に住む年金受給者に対し、老後生活が始まってから感じた持ち家のデメリットを聞くと、1位は「メンテナンスの維持費の負担が大きい」(26.7%)、2位は「家族構成の変化により間取り余りができた」「固定資産税や火災保険料などがかかる」(いずれも18.0%)だった。

photo 老後生活で感じた賃貸のデメリット(定年後)

 一方、賃貸に住む年金受給者に、老後生活で感じた賃貸住宅のデメリットを尋ねると、1位は「老後も家賃を払い続けること」(34.3%)、2位は「家賃が上がる可能性があること」(20.0%)、3位は「資産として残らないこと」(19.7%)となった。

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