夏のボーナスはいくら? 東証プライム118社の平均プラス傾向だが……(2/2 ページ)

» 2023年05月10日 16時55分 公開
[熊谷ショウコITmedia]
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2014年以降の推移

 14年以降の推移を見ると、夏季一時金妥結額(4月集計)は19年の74万3588円(対前年同期比0.7%増)まで増加傾向にあったが、コロナ禍の影響で21年は71万397円(同2.5%減)に減少(20年は集計未実施)。

 その後、22年には76万5888円(同6.5%増)と大幅な増加に転じ、引き続き23年も79万4008円(同1.5%増)と対前年同期比プラスを維持したものの、増加幅は縮小した。

夏季賞与および一時金妥結額の推移

 支給月数は、全産業121社の平均で2.48カ月。同一企業で見た場合、前年同期(2.46カ月)を0.02カ月上回った。最高月数は3.73カ月と前年同期(4.09カ月)を下回り、最低月数は1.50カ月で前年同期(1.50カ月)と同一だった。

支給月数

 調査対象は、東証プライム上場企業1834社(23年3月31日時点)のうち、23年春季交渉と同時期に23年の夏季賞与および一時金を決定している企業(組合)で、労務行政研究所が結果を把握した118社。調査期間は3月15日〜4月12日。

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