日本最古のハンバーガーチェーンとして知られる「ドムドムハンバーガー」のポップアップストアが6月、東京・池袋に期間限定でオープンする。ドムドムハンバーガーの歴史年表や過去のハンバーガーのパネル展示、フォトスポットやお仕事体験コーナーなど、さまざまな企画を展開し、ファン拡大を狙う。
ドムドムハンバーガーのポップアップストアが東京・池袋に6月期間限定オープンする(プレスリリースより、以下同)
ポップアップストア「DOMDOM POP UP SHOP」は商業施設「池袋PARCO」(東京都豊島区)の本館6Fに6月2日〜7月3日、オープンする。
ショップはドムドムハンバーガーの世界観を随所に散りばめた。会場入り口には、ドムドムフードサービスの藤崎忍社長の等身大パネルが音声付きで出迎える。
ドムドムハンバーガーの世界観を再現している
ゾウのキャラクター「どむぞうくん」と一緒に記念撮影できるフォトスポットのほか、バーガー店の仕事を疑似体験できる店舗セットも設置している。
「どむぞうくん」と一緒に記念撮影できるフォトスポットも
パネル展示では、メニュー化が見送りとなった「幻の没バーガー」の紹介や、人気バーガーランキングなどを紹介している。
メニュー化が見送りとなった「幻の没バーガー」の紹介や人気バーガーランキングなどを紹介
ポップアップストアのオープンを記念したオリジナル限定商品なども販売する。
ドムドムハンバーガーはマクドナルドが日本に上陸する1年前の1970年に開業し、日本最古のハンバーガーチェーンとして知られる。最盛期の90年代には400店舗以上まで拡大したが、その後閉店が相次ぎ、一時は27店舗まで減少。「ハンバーガーチェーンの絶滅危惧種」などと呼ばれ、ブランドの存続が危ぶまれていた。
2020年度から最終黒字に転じ、藤崎社長の手腕に注目が集まっている。
関連記事
ドムドムハンバーガー驚異の復活 風向きを変えた「3つの出来事」
「このままなくなってしまうではないか」と悲観されていた、ドムドムハンバーガーが復活し注目を集めている。最盛期の90年代には全国400店以上にまで拡大したものの、閉店が相次ぎ30店舗以下に。しかし、2020年度から最終黒字に転じて息を吹き返し始めた。その背景には何があったのか──?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」家具大手ぬいぐるみ なぜ人気?
「イケアのサメ」に「ニトリのネコ」――。大手家具メーカーの”看板商品”とも言えるぬいぐるみの人気のわけを探る。
刺身に電気を流して「アニサキス」撲滅 苦節30年、社長の執念が実った開発秘話
魚介類にひそむ寄生虫「アニサキス」による食中毒被害が増えている。この食中毒を防ぐため、創業以来30年以上に渡り、アニサキスと戦い続けてきた水産加工会社がある。昨年6月、切り身に電気を瞬間的に流してアニサキスを殺虫する画期的な装置を開発した。開発秘話を社長に聞いた。
回転寿司の「迷惑行為」なぜ起きる? 専門家が指摘する「機械化の弊害」とは
回転寿司チェーンで、利用客による悪質ないたずらが相次ぎ発覚している。はま寿司では、レーンで運ばれている寿司にわさびをのせる動画がSNSで拡散。くら寿司では、一度取った寿司を再びレーンに戻す行為が発覚した。こうした迷惑行為はなぜ起きるのか。専門家は、回転寿司チェーン各社が進めてきたオペレーションの簡略化に一因があると指摘する。
「入店お断り」ラーメン1杯を2人でシェア ルール違反なぜ起きる?
食べない方の入店お断り――。あるラーメン店がSNSに投稿した訴えが注目を集めている。2人連れの客が来店し、うち1人は注文せず、1杯のラーメンをシェアしたという。安価が売りの店側は「商売にならない」と音を上げ、「食べない方は外のベンチでお待ち頂きます」と訴えた。こうした客側の行動背景や、飲食店が被る損害について、グルメジャーナリストの東龍さんに話を聞いた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.