消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
CCCマーケティング総合研究所を運営するCCCMKホールディングス(東京都渋谷区)は、音楽に関する調査を実施した。その結果、アーティストグッズやフェス・公演のオリジナルグッズの年間購入金額は、「1万〜1万5000円未満」が最多となった。
この1年、音楽に関することで「聴く」以外に行ったことを聞いてみると、「音楽を視聴するためのオーディオ類(ヘッドホン・イヤホン含む)を購入した」(30.3%)が最多となった。以下、「アーティストグッズやフェス・公演のオリジナルグッズを購入した」(15.5%)、「アーティストが掲載された雑誌・書籍・写真集を購入した」(10.3%)と続いた。
音楽に関連する行動に、1年間でどの程度お金をかけているか尋ねたところ、音楽を視聴するためのオーディオ類(ヘッドホン・イヤホン含む)の購入には、「3000〜5000円未満」(16.5%)、「1000〜3000円未満」(15.0%)をかける人が上位を占めた。また、アーティストグッズやフェス・公演のオリジナルグッズの購入には、「1万〜1万5000円未満」(17.2%)をかける人が最も多く、他の行動と比較すると高額の利用者が多いことがうかがえる。
アーティストグッズやフェス・公演のオリジナルグッズの購入理由1位は、「そのアーティストが好きだから」(92.1%)だった。その他、「コンサートやフェス・公演の記念としたいから」(49.3%)、「コンサートやフェス・公演の会場で身に付けたり持ちたいから」(41.4%)といった声が寄せられた。
一方、「デザインや機能が良かったから」(24.0%)、「フェス・公演のタイミングに関わらず日常的に使えるものを探していたから」(11.9%)など、機能面の評価や日常使いの要望もあることが分かった。
調査は3月22〜28日、普段音楽を聴いている16〜69歳のT会員を対象にインターネットで実施した。有効回答数は2443人。
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