セブン-イレブン・ジャパンは6月9日、「第1回接客コンテスト全国大会」を都内で開催した。加盟店従業員のモチベーションアップを目的としており、地区大会を勝ち抜いた22人が接客の技術を競った。
コンテストの流れは次のようになっている。
出場者の持ち時間は計3分。まず、ステージ上で「いらっしゃいませ」「申し訳ございません」といった「接客6大用語」を1分で披露する。残りの2分は「接客」で、店舗を訪れた利用客に従業員自慢の商品1品を案内するという構成だ。
ステージ上にはレジ台が用意されており、おでん鍋やファストフードを入れるケースが並ぶ。背景には、おにぎりや弁当が陳列されている。いずれも本物ではなく、ダミーだ。
接客のパートに登場するのは「82歳・女性・常連客・一人暮らし・少し足が不自由」という設定だ。杖をついて歩いており、腰は曲がっている。ゆっくりと店内に入ってきて、従業員とやりとりをする。出場者はレジ操作や袋詰めはせず、あくまで接客対応の技術を披露する。
このような設定にしたのはなぜか。背景には日本全体で高齢者が増えていることがある。また、同社としても高齢者の店舗利用を促したいという狙いもある。
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