今後の方針について見ていこう。
国内1000店舗体制も見据えている餃子の王将は、ロードサイドや都市部などエリアにこだわらず、関東・関西の高人口地域を中心に出店を継続すると発表している。
コロナによる影響はほぼ無くなりつつあり、都市圏での拡大は続くかもしれない。そのうえで同社はコロナ禍で伸びたデリバリーを新たな市場として定め、デリバリー・テークアウト専門店「餃子の王将 ジョイ・ナーホ」の出店を強化するとしている。同業態店は21年6月に第1号店、22年10月に第2号店がオープンし、いずれも都内に店舗を構える。
コロナが収束しつつあるなかデリバリー専業がどこまで伸びるかは未知数だが、宅配ピザのように“宅配中華”の市場を新たに開拓できれば、新業態店は従来型店舗に代わる王将フードサービスの新たな稼ぎ頭となることだろう。
山口伸
化学メーカーの研究開発職/ライター。本業は理系だが趣味で経済関係の本や決算書を読み漁り、副業でお金関連のライターをしている。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー Twitter:@shin_yamaguchi_
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