マイナビ(東京都千代田区)が運営する「マイナビ研修サービス」は、4月入社の新入社員6509人を対象にキャリア意識に関する調査を実施した。入社時点で自身がすぐに発揮できる力としては「相手の意見を丁寧に聞く力」(45.6%)、「物事に進んで取り組む力」(40.5%)が上位を占めた。
一方、入社後に自身が養わなければいけない力については「自分の意見を分かりやすく伝える力」(37.7%)、「他人に働きかけ巻き込む力」(31.0%)といった意見が聞かれた。
社会人生活への不安としては「仕事をうまくこなせるか」(70.2%)が最多となった。また、前年から増加したのは「上司・先輩・同僚との人間関係」(58.1%)、「やりたい仕事ができるか」(10.1%)で、人間関係やキャリアビジョンに関する不安が増加していることが見てとれた。
配属後、先輩にどのように接してほしいかを聞いたところ、92.4%が「優しく接してほしい」と回答した。同社は「23年入社の新入社員はコロナ禍でオンラインコミュニケーションが増えたことから、対面でのOJT指導やコミュニケーションで厳しくされることに抵抗があるのでは」と分析した。
調査は3月17〜4月19日、記入選択式アンケートで実施した。
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