消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
どのようなことがきっかけで、住み替えを検討した人が多いのだろうか。過去3年以内に住み替え経験がある人によると「住んでいる家に対する不満(狭い、部屋数が足りない、古いなど)」(25.6%)が最も多いことが、LIFULL(東京都千代田区)の調査で分かった。
2位は「住宅の老朽化」(24.5%)。現在の住居に対する不満が上位となった一方で、「子どもの誕生・成長」(21.9%)、「自分や家族の介護・高齢化」(18.0%)といったライフステージの変化に伴って住み替えを検討した人も多い。
住み替え先である新居選びで重視したポイントは「間取り」(54.0%)がトップ。次いで「交通利便性」(46.2%)、「生活利便性(スーパーが近いなど)」(39.0%)、「部屋数」(35.2%)、「床面積の広さ」(30.0%)が上位に。
年代別に見ると、50代と60歳〜84歳で「交通利便性」「間取り」を重視する人が目立った。この結果を受けて、同社は「多くの住み替えには『実家を売却して交通利便性の高い都心へ住み替える』『子どもの独立に伴い、部屋数の少ない家に住み替える』といったストーリーがあることが推測できる」とコメントした。
インターネットを使った調査で、過去3年以内に自分が住んでいた一都三県の購入物件を売却し、新たに購入した物件に住み替えた25〜84歳男女500人が回答した。調査期間は6月2〜5日。
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