パキッテの形や基本的な原理は、開発当時からほとんど変わっていません。「最初に開発したのはMサイズのみで、その後SとLを増やしました」(同社担当者)。片手でパキッとするため、いずれも日本人の手のひらサイズです。
一方、進化を続けているのは材質です。中身をパキッと出しやすいように底材のフィルムを薄くしつつ、中身が漏れないようにバリア性能も高めてきました。
容器の形状は、大きく分けてシングルタイプ(1液充てんタイプ)とツインタイプ(2液充てんタイプ)の2種類。その上で、中身に合わせてシングルタイプなら「通常型」「H型」、ツインタイプなら「対称型」「非対称型」「ツインF型」を用意。ちなみに、ホットドッグやトーストでよく使うのはツインタイプの「対称型」です。
さらに、パキッテの出し口にあたる「ディンプル」という部分もいくつかの種類があり、内容物に合わせてさまざまな形状を組み合わせているそうです。中でもユニークなものをいくつか紹介しましょう。
「マルチ」は 半固形状の具材の入ったソースに適しています。果肉がごろっと入ったジャムや、ベーコンが入ったカルボナーラソースなどのおいしさを損ないにくくなります。
「シャワー」は細い口が3列並んでいるため、その名の通り細い線描きが可能。カルパッチョやお好み焼きなどの他、外食チェーンのメニューによって、トッピングする際に使われているそうです。
【訂正:2023年7月11日11時15分 「シャワー」の説明において、一部表現を変更いたしました。】
「リボン」は、出し口の穴を4つの山型にし、幅広く帯状に出せる仕様です。ケーキやホットケーキなどのデコレーションを片手で簡単にできる他、中身を変えて2色にすることも可能だとか。
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