最近人気を集めているのが「ブリスター」。ナゲットなどをディップしながら食べる容器です。「ナゲットといえば外食のイメージが強いかもしれませんが、最近では冷凍で家庭用のナゲットが売られています。しかし、家庭でナゲットにつけるものはケチャップくらいしかありませんでした。そこでナゲット用のソースを作ったところ人気になりました」(同社担当者)
パキッテを販売し始めた当時は、「使い方が分からない」というクレームが多発したそうです。本来は食べ物にかけるものですが、使い方が分からず、あれこれ触っているうちに自分にかけてしまう、ということが多かったとか。「パキッテという商品とその使い方を周知するべく、あえて消費者との接点が多い食品に特化して事業を展開してきました」(同社担当者)
パキッテの利用が広がったことを受け、同社は新たな可能性を模索しています。例えば、これまで個包装が難しかったクレンジングバームを入れたり、動き回るペットを押さえつつ片手で簡単に出せるよう、ペット用のシャンプーを入れたり。「この他、検査時や救急救命時の超音波ゲルなど医療分野にも進出しています。」(同社担当者)
また、海外にも目を向けています。台湾にはすでに輸出していて、今後はその他のアジア圏への進出も目指しています。
米国で生まれ、日本で完成したパキッテ。これからどんな分野で、パキッとさせていくのでしょうか。
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