ITから金融、広告など幅広く事業を手掛けるGMOインターネットグループ。従業員数は7300人を超え、国内ではヤフー、楽天グループと肩を並べる。
GMOインターネットグループは1991年に立ち上がり、多くの企業をグループに編入してきた歴史から、多様な企業文化が混在する組織としても知られる。一方で従業員を「パートナー」と呼ぶなど、「GMOイズム」と呼ばれる独自の企業哲学を掲げるグループでもある。
この流れから生まれたのが、新卒採用の年収を710万円に設定したり、地域採用の場合はその地域で最も高い年収を確約したりするなど、高い賃金による人財投資戦略だ。この背景にはパートナーにプライドを持たせ、本人や企業、そして株主や社会に還元するポジティブスパイラルの考え方があった。
一体どのような哲学から生まれたものなのか。GMOインターネットグループ副社長で、グループ人財開発を統括する西山裕之さんに聞いた。
西山 裕之(にしやまひろゆき)GMOインターネットグル−プ グループ副社長執行役員・COO兼グループ代表補佐。1964年生まれ。神戸大学在学中にリョーマを創業し起業家として活動。1999年にグループジョインし、まぐクリック(現GMO アドパートナーズ)を364日(当時の史上最短上場記録)でNASDAQジャパン(現JASDAQ)上場を果たす。2015年に GMOインターネット(現GMO インターネットグループ)取締役副社長へ就任。COOとしてグループ代表補佐および人財開発部門統括を務める。大阪府出身
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