1位:三菱商事(年収:327万円)、2位:野村総合研究所(324万円)、3位:三菱UFJ銀行(322万円)、4位:三井住友銀行(319万円)、5位:三菱重工業(318万円)──。これは日本経済新聞社による「新卒初任給ランキング2022」の結果だ。
インターネットインフラから金融、広告など幅広く事業を手掛けるGMOインターネットグループ(東京・渋谷)が「No.1&STEAM人財採用〜新卒年収710万プログラム」と「No.1&STEAM人財採用〜地域No.1採用」を実施し、新卒採用での人財投資に力を入れている。
いずれも新卒採用の人財に高い賃金を確約するもので「新卒年収710万プログラム」は東京本社採用の人財に2年間、年収710万円を確約するものだ。「地域No.1採用」は地域採用に対する施策で、東京採用の710万円には及ばないものの、その採用地域で最高の賃金に設定した。
既に2023年の採用から実施していて、4月には優秀な人財が入ってきたという。いったいどんな狙いで設立した制度なのか。そして実際にどんな学生を採用できたのか。GMOインターネットグループ副社長で、グループ人財開発を統括する西山裕之さんに話を聞いた。
――「新卒年収710万プログラム」を実施した背景は?
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