この記事は、荒木俊哉氏の著書『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』( SBクリエイティブ、2023年)に、編集を加えて転載したものです(無断転載禁止)。なお、文中の内容・肩書などはすべて出版当時のものです。
本書は「思いをうまく言葉にできない…… 」と悩むビジネスパーソンに向けて、「言語化力」を磨くメソッドを伝えるものです。そのメソッドとは「頭に思いついたこと」をA4用紙1枚の「メモ」に次々と書いていくというだけのシンプルなトレーニングです。
「1枚2分」の短い制限時間内で「素早く」書く。この「言語化力トレーニング」を毎日の習慣にすることで、いつでも必要なときに、必要な言葉が「瞬時に」出てくるようになります。
今回のテーマは「タスク管理」です。
もっと仕事を効率的にこなしたい。仕事を遅らせてチームメンバーやクライアントに迷惑をかけたくない。このように、自分の仕事の進め方に少なからず悩みを持っている方は多いのではないでしょうか?
日々の仕事に忙殺されていると、自分のタスク管理について見直す機会を持つのはなかなか難しいものです。タスク管理に失敗して先輩やクライアントから怒られてしまった。そんな経験は誰しもあるものですし、それ自体はあまり大きな問題ではないと私は思います。
むしろ、なぜ怒られたのか、どうすれば次は迷惑をかけないのか、失敗から得られる学びを自分の中でしっかりと言語化しておけるか。そこが一番大切なポイントです。
しかし、その反省をきちんと言語化しておかないと、すぐに忘れてしまって、また同じミスを繰り返してしまうことは往々にして起こります。今回の問いもあなたの普段の仕事に直結する非常に有効なトレーニングですので、ぜひ前向きに取り組んでみてほしいと思います。「どうしたら仕事のスピードを上げられるか」。それでは2分の制限時間内で書き出してみましょう。
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