このように、物流面での課題を克服することで稚内市に進出したローソンだが、地元に密着した取り組みも同時に展開している。
例えば、稚内栄五丁目店には「ソフト大福バイキング」コーナーがあり、大福が冷凍ケース内に敷き詰められている。北海道名寄市産の「はくちょうもち」を使用しているのが特徴だ。特に高齢者が多く来店することを見込んでの対応で、こうしたバイキングコーナーの存在はローソンでも珍しいという。また、北海道産の菓子、袋ラーメン、酒なども充実させている。
ローソンでは「地域密着×個客・個店主義」を戦略コンセプトに掲げ、エリアカンパニー制を全国に拡大している。こうした取り組みも、地元を意識した品ぞろえをしている背景にある。
ローソンは8月25日、稚内市では3店舗目となる「ファイターズローソン稚内はまなす店」をオープンする予定だ。北海道日本ハムファイターズとのコラボ店舗で、外装や内装にファイターズのロゴやクラブマスコット「フレップ」を装飾するという。
稚内市で店舗数を着々と増やしているローソンは、地元住民の支持を得られるだろうか。
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