ChatGPT上級者のビジネス活用術 「サイト作成」「プログラミング」を上回る1位は?(1/2 ページ)

» 2023年08月28日 09時50分 公開
[サトウナナミITmedia]

仕事に役立つ調査データ:

消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。

【注目】Digital Business Days -SaaS EXPO- 2023 Summer開催中!

「ChatGPT」が変える“ビジネスの未来”

【開催期間】2023年8月22日(火)〜9月10日(日)

【視聴】無料

【視聴方法】こちらより登録

【概要】ChatGPTが登場直後から注目を集め、業務利用や自社サービスへの応用など活用が広がっている。ChatGPTはビジネスをどこまで変えるのか――AI研究の第一人者・松尾豊氏と、ChatGPT活用術の発信で話題の深津貴之氏が語る。

 米OpenAIの対話型AI「ChatGPT」が注目を集め、自治体や企業で業務活用が進んでいる。認知はビジネスパーソンの約7割に広がるものの、実際に使用している人は15%程度にとどまることが、与信管理サービスを手掛けるリスクモンスター(東京都中央区)の調査で分かった。

 実際にChatGPTを使っているビジネスパーソンは、どう活用しているのだろうか。

photo ビジネスパーソンはChatGPTをどう活用しているのだろうか。写真はイメージ(ゲッティイメージズ)

ChatGPTの認知度は?

 ChatGPTの認知度は65.5%と、3人に2人が知っている結果となった。内訳は「使用している」が14.9%、「今は未使用だが今後は使用予定」が15.9%だった。一方で「今後も使用予定なし」と答えた人は34.7%だった。

photo ChatGPTを使用しているか(リスクモンスター調べ)

若手より中堅が利用?

 男女別に「使用中」の割合を見ると男性が17.8%、女性が12.0%となり、男性の方が5.8ポイント高かった。また「ChatGPTを知らない」という回答は、女性が41.4%、男性が27.6%と、女性の方が13.8ポイント高いことから、男性の方がChatGPTの認知や使用が進んでいる様子が見受けられた。

 世代別では、30代以上のChatGPTの認知度が約70%であるのに対して、20代の認知度は約45%と半数に満たない結果に。また30代と40代では「使用中」が高いのに対して、50代、60代では「使用予定」が高い傾向が見られた。

 リスクモンスターは「30代、40代は新しいツールを使用する感度が他の世代に比べて高く、50代、60代では後輩世代の使用状況を見てから、自身の使用を考えている様子がうかがえる」とコメントした。

photo ChatGPTの使用状況(リスクモンスター調べ)

 勤務先別で見ると、ベンチャー企業や大企業において、積極的な使用が見られた。特にベンチャー企業では「使用中」が33.3%、「使用予定」が29.2%と、6割以上が使用に前向きであることが分かった。

 役職別では、管理職で最も多い回答は「使用中」で33.1%だった。一般社員においては「ChatGPTを知らない」人が41.2%に上り、最多となった。役職が高いほど認知度や使用状況が高い傾向が見られた。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.