自然豊かな環境でBBQをしたり、テントを張って夜を過ごしたりというのが一般的なアウトドアの楽しみ方だ。快適な環境から一時的に離れ、あえて不便を楽しむのが醍醐味と考える人も多い。
こうした観点からすると、冷暖房完備の部屋におけるキャンプ体験や、天候に左右されにくいBBQテラスでの食事は“過保護”に映るが、どういった狙いがあるのだろうか。
川岸氏によると、ロゴスランドのメインターゲットは未就学児のいるファミリーだという。そうした層にとってキャンプは「虫が苦手」「雨が降ったらどうしよう」「暑さ寒さ対策が大変」「そもそも、どんなアイテムをそろえたらいいの?」といった不安要素が多く、気軽に楽しみにくいと分析する。
そこで、そうした不安要素を取り払い、キャンプデビューのきっかけを提供するのが狙いだ。
各部屋にあるテント内にはマットと寝袋を用意している。キャンプを経験したことのないファミリーにとっては、テント内で寝るだけでも非日常の体験になる。
また、屋内のBBQテラスを用意しているのも、初心者が気軽に楽しめるようにするための工夫だ。「片付けが大変」「ママ友と楽しむにはどんな準備が必要なの?」といった困りごとの解決を狙っている。
各部屋や施設で利用しているのはロゴスの商品だ。実際にロゴスの商品を試してもらう場として位置付けており、気に入れば同施設内にあるロゴスショップで買えるようにしている。
同社の狙い通り、ロゴスランドを利用するのはファミリー層が多い。川岸氏によると「いい思い出ができた」「子どもが楽しめた」といった反響が寄せられているという。
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