35歳以上のミドル世代に人気の転職先は「異業種の同職種」であることが、エン・ジャパン(東京都新宿区)の調査で分かった。ミドル世代のビジネスパーソンはなぜ、異業種への転職を志すのだろうか。
転職で「異業種の同職種」に興味があると回答した人は67%に上った。年代別で見ると、30代は他の年代より「異業種の異職種」に、50代は他の年代より「同業種の同職種」に興味がある人が多かった。
現職種別では「異業種の同職種」に興味がある人は「管理部門系」に多く、「異業種の異職種」に興味がある人は「サービス・流通系」「金融系専門職」に多かった。
異業種転職に興味がある理由は「成長業界・給与相場の高い業界で働きたい」が42%に上り最多。その他「キャリアの幅を広げたい」(39%)、「新たな専門性やスキルを身に付けたい」(35%)などが上位に挙がった。
年代別で見ると、30代は他の年代に比べ「成長業界・給与相場の高い業界で働きたい」を、50代は他の年代に比べ「定年後を見据えて幅広い経験を積みたい」を理由に挙げている人が多かった。
回答者からは「現在の業種、働き方は年齢を重ねていくと難しいと考えたため」(30代男性/メディカル)、「今の知識がどこまで通用するか分からず、新しいことを学びスキルアップしたいから」(40代女性/メディカル)といった意見が寄せられた。
異業種転職における懸念点は「選考が通るか」が67%を占めた。以降は「これまでの経験・スキルを生かせるか」(53%)、「年収が下がらないか」(46%)と続いた。
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