WebセミナーやWeb面接など、就職活動におけるオンラインの併用が定着する中、リアルでコミュニケーションを図るニーズも拡大している。2024年4月入社の新入社員の勤務形態・新入社員研修の形式について、各企業はリモートとリアルどちらを予定しているのか。就職情報会社の学情(東京都千代田区)が企業555社に調査した。
24年4月入社の新入社員の勤務形態は「出社」が83.9%を占めた。次いで「出社とテレワークの組み合わせ」(11.9%)、「入社し一定期間後にテレワークを実施」(4.0%)と続いた。
回答者からは「仕事を覚えるタイミングでは、出社の方が適していると思う」「入社直後にテレワークは難しいと思う」「ゆくゆくテレワークも併用した勤務形態に移行するが、入社直後は出社して仕事を覚えてもらう予定」といった声が寄せられた。
新入社員研修の実施形式は「コロナ前と同規模で、リアルで実施」が72.3%と最多に。次いで「オンラインとリアルを組み合わせて実施」(12.8%)が続いた。
回答者からは「オンラインでも実施できる内容ではあるものの、リアルで実施した方が同期同士のつながりが生まれると思う」「リアルの方が、新入社員の理解度を確認しながら研修を進めることができる」「基本出社ではあるものの、Web商談やリモートワークの機会もあるので、リアルとオンライン両方のコミュニケーションに慣れてほしい」といったコメントが集まった。
調査は9月7〜13日にインターネットで実施。555社の企業・団体の人事担当者から回答を得た。
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