「育休を取りたくない」男性は4割 理由は？（1/2 ページ）

[サトウナナミ，ITmedia]

　育児休業について、男性の4割が「取得したいと思わない」と回答したことが、パソナグループの調査で明らかとなった。男性の育休取得推進を強化する企業が多い中、実際に働く男性のリアルな意見とは……？

仕事と育児・家事・介護に関する意識調査（ゲッティイメージズ）

育児をしながら働いた経験が少ない男性

　主に自分が育児に携わりながら働いた経験があるという人は、女性の57.8％に対して、男性は7.5％にとどまった。年代別では、男性でも若い世代（40代以下）の育児参加度合いが、比較的高い傾向が見られた。

仕事と育児・家事の両立経験について（パソナグループ調べ）

　仕事と育児の両立をする際に協力してもらう相手は「配偶者・パートナー」（61.4％）が最も多く、「親・親族」（54.5％）が続いた。

　男女別に見ると「配偶者・パートナー」の協力が得られたと回答した男性の割合が79.8％に対し、女性の割合は47.5％と、大きく差が見られた。また、配偶者・パートナーの有無で比較した場合、いわゆるシングル世帯では「特になし」と回答した人が23.4％に上った。

仕事と育児の両立において、得られた支援（パソナグループ調べ）